エスカレートしていく嫌がらせ。闇金の恐ろしい手口。

度重なる取り立て電話

090金融のように対面して融資活動を行わない業者の場合、取り立ての方法も電話でのみ行われます。そのため暴力のような直接的被害を受ける危険性は少ないですが、その一方で精神的社会的に追い詰められるケースが多く危機的な状況に陥る事も少なくありません。

闇金業者は支払いができなくなったり連絡に応じなくなったりした顧客に対し、執拗なまでの取り立て電話を度重ねて行うようになります。融資の際には優しかったとしても支払いが滞るや否や急に態度を翻してくるため、これによって顧客本人が受ける焦りも一瞬にして高まります。

取り立て電話は無視すればよいものではなく、出なければそれだけ被害が深刻化するリスクが増します。出てしまえば脅迫を受けるばかりで怒鳴られる事も多く、逃げ場のない状況へと追い込まれてしまいます。

デリバリーの呼びつけ

闇金業者の嫌がらせの一つとしてデリバリーを勝手に呼びつける行為があります。一食分程度の良くある配送内容ではなく、闇金が注文するのは何十人前にも及ぶ大量のメニューです。

自宅の住所を勝手に指定して大量のデリバリーを届けられてしまうため、家にやって来た無関係の店員に対して事情を説明しなければならなくなります。代金を支払う必要はもちろんありませんが、このような嫌がらせも闇金が良く使う手法です。

個人写真の流出と誹謗中傷

Twitterなどを利用して闇金から融資を受けてしまった人の場合、融資の際に審査のためなどとうそをついて写真を騙し取られるケースがあります。初期の段階の嫌がらせでは、その写真をばらまかれたくなければ金を支払えと言う脅し材料として用いられます。ところが深刻化していけば実際にネットへ拡散されてしまう事もあり、写真つきで誹謗中傷を繰り広げられる事態も想定できるので注意が必要です。

顧客が女性の場合には裸の写真を撮影して送るように指示される事もあり、上記のような被害を受ければ精神的社会的な被害もより一層大きくなります。

さらにエスカレートすると被害が広がる

家族への取り立て電話

闇金業者は融資の際に緊急連絡先を押さえるため、もしもの場合に家族を人質に取る事が良くあります。家族にバラされたくなければ払えという脅しを放置してしまうと、実際に家族に対して取り立て電話が入ってしまうのです。

闇金業者は相手が子供でも老人でも無関係に攻撃してきます。度重なる脅迫電話に家族を巻き込む事もあるため、迅速な解決をしなければ状況は悪くなるばかりです。

会社への業務妨害

闇金は会社へもためらいなく取り立て電話を行います。度重なる鬼電被害によって電話回線がパンクしてしまえば、会社は的確な業務の遂行が困難となり、それによって業務妨害の事態へと発展する事もあります。

また、本人の写真つきファックスを流して誹謗中傷を繰り広げるなど、会社を攻撃しながら顧客の立場を貶める事も忘れません。

無関係の第三者まで巻き込む

ご近所への取り立て

闇金が顧客の自宅周辺に関して電話番号などを入手できてしまえば、ここでもまた被害が広がっていく事になります。

家族や会社への取り立ては緊急連絡先に記載された番号であるからという背景が大きいですが、闇金は顧客を追い詰めるためであればどんな事でもお構いなしにやってのけます。自宅周辺に住んでいる無関係の第三者へ取り立て電話を入れるケースもあり、そこでもまた顧客の誹謗中傷を行うことも考えられます。

社会的ダメージを受けるのは顧客

会社から解雇される

闇金の嫌がらせがエスカレートしてしまえば周りの日田たちに迷惑がかかるのは言うまでもありません。謂れもない取り立て電話を毎日のように受ける事になったり、デリバリーなどを利用した悪質な嫌がらせをされたり、顧客一人が闇金と関わったばかりに身に覚えのない被害を及ぼされる事になるのです。

そしてそれと同時にそのような事態を巻き起こした張本人が社会的なダメージを受ける事も多いです。会社については特に深刻であり、コンプライアンス重視の企業なら出世はまず絶望的になる事でしょう。昇進の望みが絶たれるどころか解雇されてしまう危険性もあります。

闇金と関わる事になるまでの経緯にはそれなりの事情があります。他でも借金を積み重ねていたなど、基本的にカネにまつわるトラブルが多い人が巻き込まれる被害でしょう。

そのため会社としてはその従業員を素行の良くない人間であるとみなします。金の管理もできない上に違法な組織と関わるなど言語道断であり、会社から見放される事によって社会的なダメージを大きく受ける事にも繋がります。

近隣住民からの孤立

闇金の嫌がらせが無関係の周辺住民にまで及んでしまえば、あらゆる噂なども流れる恐れがあることから孤立してしまいがちになります。社会生活を営むうえで地域との繋がりとは欠かせないものですが、ご近所からおかしな目で見られてしまえばそこに居づらくなってしまうのは当然のことでしょう。社会的孤立とは思っているよりも多くのダメージとなる場合があります。

SNS上のトラブル

SNSを使って融資活動をしている闇金は特に注意ですが、SNS上の交友関係を割り出されて友人を特定されてしまう事もあります。フェイスブックのように実名公開をしている人は更に注意が必要となり、ネットを介して周囲からの信用を損ねる事態にもなりかねません。

闇金は使える手段であればなんでも活用します。まったく関わりのない友人にまで取り立て電話がいかないようにするためにも、早い段階で専門の弁護士に依頼して解決する事が求められます。

 

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