消費者金融からお金を借りることもできず、闇金に手を出して様々な被害に合う事があります。
嫌がらせの電話や取り立て、ビラを貼られるなど闇金被害にあった時どこに相談すればいいのでしょうか?
今回は闇金被害の相談先リストをご紹介します。
闇金被害は相談する事が重要
闇金被害に合われている方の中には、精神的に追い詰められている人もたくさんいます。
昼夜を問わず取り立ての電話がかかってくるだけではなく自宅や職場にまで取り立てが来て、喚き散らされる事もあるでしょう。
車を持っていかれたり、年金手帳や生命保険証書、生活保護費まで取り上げたりする闇金もいます。
このような状況におかれると、行方不明になったり、思いつめたりする人もいますが、その前にしかるべき所に相談する事が解決の糸口になるのです。
銀行や消費者金融の場合、貸金業の登録をきちんと行っていて、法律の範囲内で利息などをお客さんからもらって運営しています。
しかし、闇金は、登録自体していませんし利息も法外で1万円借りただけで、1年間払わないと利息だけで150万円を超える事もあるのです。
このような違法業者にまともに対応する事はありません。
闇金は、多重債務者などをターゲットにして暴利を稼いでいます。
闇金被害に泣き寝入りしないで相談窓口を利用しましょう。
相談窓口に相談した人の多くは、相談して良かったという人が多いです。
ちゃんと味方になってくれる相談窓口があるので頼ってみてください。
闇金被害の相談窓口
闇金被害の相談窓口には次のような所がありますので、それぞれご紹介します。
消費生活センター
日本全国に消費生活センターが800カ所以上あり、消費に関する様々な相談を受け付けています。
闇金の相談も聞いてくれますので相談してみるだけの価値はあるでしょう。
近くの消費生活センターがどこなのか判らない方は、局番なしの188にかけてみてください。
188(局番なし)に電話すると消費者庁の消費者ホットラインにつながり、ご自宅の近くの消費生活センターを教えてもらう事ができます。
市町村の相談窓口
市町村には消費相談窓口というのが必ずあります。
区役所、市役所、町役場、村役場にいって相談があると言えば別室に通されてプライバシーが守られた空間で闇金に関する相談ができるのです。
市町村自体は、警察や弁護士の様に闇金との問題に介入する事はありません。
しかし、問題解決のためにどこへ相談した方が良いなどアドバイス的な事はしてくれます。
司法書士や弁護士などへの相談の仕方や警察に相談する事を市町村の相談窓口ではアドバイスされるでしょう。
司法書士
司法書士でも闇金被害の相談を受けてくれます。
司法書士に相談すると、闇金の連絡先や振込明細など資料を準備するよう指示されるでしょう。
その資料を元に、司法書士は闇金業者に受任の通知や取り立て・連絡の警告、請求には応じられない旨を文書で伝えます。
司法書士は、法律にのっとり適切な対応をしてくれる為、闇金によっては司法書士が介入したという事であきらめる場合も多いです。
弁護士
弁護士は、闇金業者に対して困っている方を助けてくれる強い味方です。
弁護士さんはたくさんいらっしゃいますが、闇金を専門的に取り扱っている方がいれば、そちらに依頼すると良いでしょう。
闇金に対するノウハウを持っている弁護士さんなら早く問題解決ができます。
多少の費用はかかりますが、それでも、闇金の取り立てが無くなる事を考えれば弁護士に相談した方が良いでしょう。
弁護士は、司法書士と同じく書類を郵送して警告します。
警告だけで闇金の取り立てが無くなる場合もありますが、それでも、しつこく取り立てをするような場合、弁護士が警察と連携して闇金被害者の救済に尽力してくれるでしょう。
警察も法律の専門家である弁護士からの依頼だと簡単にはねのけるようなことはしません。
警察
闇金から脅迫された、激しい取り立てや嫌がらせをされた、違法な金利を要求されたという人は迷わず警察に相談してください。
闇金は、お金を貸している時点で違法です。
警察では闇金対策をちゃんと行っている所も多いので相談にのってくれることもあります。
ただ、警察によっては、暴力を振るわれたとか何か取られたなら別ですが、そうでない場合、民事不介入というのが原則にある為、全面的に協力してくれない事もあるでしょう。
闇金被害の内容により対応が分かれる場合もあるのです。
このように、闇金被害に合っている方の相談先はたくさんあります。
一人で闇金被害に悩むなら、まずは、どこでも良いので相談してみましょう。
警察で相手にしてもらえない時はどうすれば良い?
闇金被害でこまりはてて警察に相談しに行ったら「闇金は違法だから利息は払わなくていいよ」と簡単に言われてしまう事があります。
警察によっては、ちゃんと対応してくれる所もありますが、あまり相手にされないような時はどうすれば良いのか?更に悩んでしまう事もあるのです。
例えば、警察から言われたとおりに闇金業者に「違法だから払いません」と言っても通じない事が多いので、取り立てや嫌がらせが止まる事はありません。
警察に相談してどうにもならない時は、お金は必要ですが司法書士や弁護士に相談してください。
司法書士や弁護士は、法律的な知識が豊富で闇金に対する対応方法も心得ています。
法律に基づいた警告書を闇金に送る他、警察にも働きかけてくれるのです。
警察も、一般の方より弁護士からの要請だと動かないわけにはいきません。
闇金被害の状況によっては、闇金の仕事ができなくなるような方法を使って救済してもらえます。
根本的に闇金被害を何とかしたいと思うなら、警察に直接言って相談するより司法書士や弁護士に相談した方が早く解決できるかもしれません。